台湾向けに千葉県産の梨を初輸出しました。
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2023-11-30
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台湾向けに令和5年8月27日(月)に幸水、豊水を、そして11月16日に台湾で開催された千葉県農林水産物食品輸出商談会に向けて千葉県育成品種の梨「秋満月」を輸出しました。梨の生産者アグリスリー(横芝光町、代表取締役:實川勝之)と調整が整い、園地登録や衛生証明を取得して輸出に至りました。今回の輸出をきっかけに、台湾在住の皆様に日本一の生産量を誇る味が自慢の千葉の梨を幅広く知っていただくとともに、梨生産者の生産意欲の向上にも繋げられたら幸いです。
■輸出について
輸出先 :日本台湾交流協会と台湾の農業部などによるイベント「台日水果夏祭(日台フルーツ夏祭り」向け
催事開催日:8月26日(土)、27日(日)の2日間
会場 :凱達格蘭大道(ケタガラン大通り)
輸出量 :40ケース ※初回オーダー分
輸出日 :令和5年8月24日(木)
輸出先 :千葉県農林水産物食品輸出商談会向け
催事開催日:11月16日(木)
会場 :台北マリオットホテル
輸出量 :秋満月24ケース
輸出日 :令和5年11月9日(木)
■経緯
弊社では9年前から海外輸出販路開拓事業として、主に東南アジアへ向けて千葉県産農産物を輸出してきて、令和4年2月21日に台湾当局より日本産食品への輸入規制措置の緩和を決定があり、台湾向けにも輸出を目指してきました。
昨年、千葉県主催の海外バイヤー招聘商談会で商談した輸出商社と連絡を取り合い、日本台湾交流協会と台湾の農業部などによるイベント「台日水果夏祭(日台フルーツ夏祭り」向けて輸出調整が整ったことから、千葉県産梨を初輸出しました。その際、バイヤーからは、千葉県は成田空港が近いことから採れたてをすぐにお届け出来る立地の好条件や観光農園だからこそ、甘さがのった梨を収穫しすぐに輸出が出来る利点を高評価され、次は、千葉県育成品種の「秋満月」の輸出を期待されていました。
そのため、11月に台湾で開催された千葉県農林水産物食品輸出商談会にあわせて梨の育成と収穫・貯蔵を調整していただき、初めて「秋満月」を輸出することが出来ました。梨は、梨の生産者アグリスリー(横芝光町、代表取締役:實川勝之)で、1箱2玉入る特大サイズと、1箱4玉入る大玉サイズの2種類輸出しました。
報道などによると、鄭文燦行政院副院長(副首相)にも「秋満月」を紹介いただいたようです。「秋満月」をご試食いただき、「美味しい!」と高く評価をいただけたそうです。
このような貴重な場で「秋満月」をご試食いただけたことも嬉しいですし、来年も台湾向け千葉県産梨輸出の輸出量増加をより一層目指していきます。
■台日水果夏祭(日台フルーツ夏祭りについて
台湾の農業部(農業省)や非政府組織(NGO)中華文化総会、日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会などが共催し開催されたイベントで、会場には41ブースが設置され、台湾産の果物と日本から空輸された果物が一堂に集まりフルーツイベントが開催されました。
■千葉県産農林水産物・食品輸出商談会
催事開催日:11月16日(木)
会場 :台北マリオットホテル
千葉県産農林水産物・食品のさらなる輸出促進のため、県内農水産事業者(14団体予定)と、現地の食品バイヤーとの輸出商談会が開催されました。※弊社も参加しました。
■その他
○千葉県の農業者を海外販路開拓で支援します
弊社では、毎年、千葉県産梨・イチゴ・サツマイモをはじめとする農産物や加工品を輸出しています。
平成26(2014年)2月には、千葉市産の「イチゴ」をマレーシアにも初輸出し、令和3年1月にはシンガポール向けに「粒すけ」2tを初輸出。同年9月には香港向けに千葉県産梨「あきづき」を720kg輸出しました。
令和5年11月には香港向けに「粒すけ」1.5tを輸出しました。
今後も千葉県産をはじめとする日本全国の逸品をご紹介、販路開拓していきます。関心のある自治体・企業様を募っていきたいと思います。
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